やくざいし
よく整形外科で使用される薬剤ですね。毎週同じ患者さんに注射しているなあと思っていましたが投与期間の上限はあるんでしょうかね
まずはテリボン皮下注用について
適応は「骨折の危険性の高い骨粗鬆症」です。そのため骨折の危険因子と患者さんの状態から骨折リスクが高いと判断された方しか使用できません。
用法は1週間に1回です。
投与期間の上限に関しては早速用法に記載がありました。
「通常、成人には、テリパラチドとして56.5 μgを1 週間に1 回皮下注射する。 なお、本剤の投与は24ヵ月間までとすること。 」
24ヵ月まで使用可能です。言い換えれば2年です。
それ以上やるとどうなってしまうのかそれは使用上の注意の解説に記載があります。
「ラットがん原性試験において骨肉腫の発現が認められ、その発現は、投与期間と投与量に依存すると推察されました。 ヒトとラットでは骨の生理(骨のリモデリングや骨格の成長期間)が異なっていることから、
骨肉腫がヒトにおいても発現する可能性は低いと考えられるものの、ヒトにおける骨肉腫の発現リスクを完全に否定することはできません。」
骨肉腫のリスクが少なからず投与量に依存してあり、現状では24ヵ月までは安全性がある程度得られたことから24ヵ月に設定されているみたいですね。
やくざいし
もともとは72週間で承認された薬剤ですが、2017年5月に現在の24ヵ月へ変更されたみたいです
コメントを残す