平成29年 医薬品売り上げランキング(製薬企業編)

日本医薬品市場 売り上げランキング(製薬企業別)

日本市場における2017年の医薬品売り上げを製薬企業別に統計をとった結果です。

順位製薬会社売上金額
(単位:百万円)
前年比
1武田薬品工業707,5333.6%
2第一三共668,8405.7%
3アステラス製薬 550,962-7.9%
4ファイザー480,0916.1%
5中外製薬361,8481.5%
6田辺三菱製薬358,7492.5%
7MSD340,03415.1%
8大塚製薬302,6675.0%
9ノバルティス ファーマ295,5630.5%
10グラクソ・スミスクライン279,6633.9%

(薬価ベース)
期間:2017年01月~12月

データ元:IQVIAソリューションズ ジャパン

 

それでは国内売り上げベスト3の製薬企業主力製品をみてみましょう。

 

 武田薬品工業 国内主要売り上げ10製品

武田薬品について
初代近江屋長兵衞が大阪・道修町で和漢薬の商売を開始。これが武田薬品の始まりである。
・創業:1781年 ・資本金:657億円 2017年6月末時点 ・従業員数:6,638名 ( 単体 ) 、29,900名 ( 連結 ) 2017年3月末時点 ・本社(東京):東京都中央区日本橋

○ 平成29年国内売り上げ金額 1位(7075億円)前年比 +3.6%

○ 国内主要売り上げ10製品 (平成29年度) ※2018年5月14日 決算発表あり更新しました。
 

薬品名売上金額
(単位:億円)
前年度比
アジルバ730+9.1%
タケキャブ551+61.6%
リュープリン476-2.1%
エンブレル387-4.4%
ロトリガ321+16.6%
ネシーナ301+8.5%
ベクティビックス189+0.9%
レミニール178+2.6%
ロゼレム89+10.4%
ベネット75-10.2%

(仕切り価ベース)

いつの間にかブロプレスが武田薬品の主力製品一覧から載らなくなりましたね。

やはり特許がきれて後発医薬品がでてくると先発品はどうしようもないですね。ちなみ今回第3四半期決済の結果としては24億円でした。

全盛期は1000億円は売り上げていただけにすごい下がりようです。しかしそれでも1位に君臨するとはさすが武田薬品です。

ブロプレスに代わるARBとしてはアジルバが武田薬品の主力製品となっています。またタケキャブの売り上げ増もすごいですね。

 

 第一三共 国内主要売り上げ10製品

第一三共について
2005年第一三共株式会社を設立(三共株式会社と第一製薬株式会社との共同持株会社)
・創業:1899年(三共)、1915年(第一製薬) ・資本金:500億円 ・従業員数:約15,000人(第一三共グループ) ・本社:東京都中央区日本橋

○ 平成29年国内売り上げ金額 2位(6688億円)前年比 +5.7%

○ 国内主要売り上げ10製品 (平成29年度)

薬品名売上金額
(単位:億円)
前年度比
ネキシウム865+3.0%
メマリー486+3.6%
オルメテック446-35.8%
リクシアナ453+81.4%
ロキソニン365-2.6%
テネリア263+8.8%
プラリア232+29.1%
レザルタス168-4.4%
ランマーク154+10.6%
エフィエント128+23.2%

(仕切り価ベース)

ネキシウムの売り上げは依然として高い位置でキープしている。武田薬品の年間決済がまだ出ていないがPPIではトップであろう。

武田薬品のタケキャブの売り上げが伸びている中、どこまでこの売り上げを維持もしくは増加することができるかが今後の第一三共の課題ですかね。

売り上げ10製品に入っていませんでしたが、イナビルも第一三共の主力製品の一つだと思いますが、塩野義製薬から発売となったゾフルーザがどれだけ売り上げるかでイナビルの売り上げに影響が必ず出るでしょうね。

 

 アステラス製薬 国内主要売り上げ10製品

アステラス製薬について
2005年4月に山之内製薬と藤沢薬品工業が合併して誕生
・創業:1923年(旧山之内製薬)・資本金:103,001百万円 ・従業員数:17,202名(2017年3月31日時点)・本社:東京都中央区日本橋

○ 平成29年国内売り上げ金額 3位(5509億円)前年比 -7.9%

○ 国内主要売り上げ10製品 (平成29年度)

薬品名売上金額
(単位:億円)
前年度比
プログラフ483-1.1%
セレコックス483+1.6%
ミカルディス463-50.3%
シムビコート395+0.6%
ベタニス295+13.7%
ワクチン294-14.9%
イクスタンジ261+11.4%
ベシケア239-6.8%
リピトール196-15.5%

(仕切り価ベース)

2017年ミカルディスの特許が切れ、後発医薬品が販売されたことによる減収の影響は大きかったでしょうね。前年度比-50%…460億円ですからね。

また現在国の方針として後発品への移行が病院でも薬局でもどこでもどんどん進んでおり、すでに特許が切れているリピトールも影響を受けている感じですね。

アステラスとしては現在、SGLT2阻害薬スーグラの糖尿病領域と過活動膀胱治療薬ベタニス・前立腺がん治療薬イクスタンジといった泌尿器科領域を主軸に売り上げを伸ばしていきたいところです。

不安要素として今後特許切れを迎える消炎鎮痛薬セレコックス(19年末)、喘息治療薬シムビコート(19年3月)といった主力製品の売り上げ低下に伴う減益は避けられないかもしれません。

 

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