【腎機能低下患者の投与量】マリゼブ錠




 

POINT
① 軽度腎機能障害、中等度腎機能障害では用量調節の必要はなし
② 重度腎機能障害者 eGFR(mL/min/1.73m2) <30 のときは週1回 12.5 mg へ減量
③ 血液透析患者、腹膜透析患者のときも同様 週1回 12.5 mg へ減量
 
マリゼブ錠インタビューフォーム参考

〈常用量〉25mg を1週間に1回経口投与

 (参考資料)外国人の腎機能障害者を対象に、マリゼブ3mg単回投与時の薬物動態を検討した試験において、軽度腎機能障害、中等度腎機能障害者、重度腎機能障害者及び血液透析中の末期腎不全患者において健康成人とAUCを比較。 軽度腎機能障害では 0.94 倍、中等度腎機能障害者では 1.34 倍、重度腎機能障害者では約 1.56 倍及び血液透析中の末期腎不全患者では約 1.97 倍高かった。
この試験をもとに腎機能時の投与量は設計されている。
ちなみに軽度(eGFR:60≤~<80mL/min/1.73m2)中等度(eGFR:30≤~<60mL/min/1.73m2)、 重度(eGFR:<30mL/min/1.73m2)で分けられている。