【換算】レボドパ配合錠から注射剤への切り替え




POINT
L-ドパ・末梢性ドパ脱炭酸酵素阻害薬配合剤100mgにつきL-ドパ50~100mgを経静脈内に点滴投与
 
パーキンソン病治療ガイドライン2011 Q&A に記載あり (推奨グレード:C2)
C2:科学的根拠はないが行うよう勧められる
 
実際のQ&Aの内容としては以下の通り
Q. 外科手術などで絶食しなくてはならない時の対処法は? 
A.(推奨)手術当日、朝1回1時間程度でL-ドパ・末梢性ドパ脱炭酸酵素阻害薬配合剤100mgにつきLドパ 50mg~100mgを経静脈的に点滴投与する。
 
(背景・目的)
パーキンソン病患者が回復手術など術後に絶食を要する手術を受ける場合、またはイレウスなどにより経口摂取を中止せざるを得ない場合に、抗パーキンソン病薬をどのように投与すべきか、パーキソニズムの悪化・悪性症候群の発症を回避するために、臨床上重要な問題である。
 
L-ドパ・末梢性ドパ脱炭酸酵素阻害薬配合剤:メネシット配合錠、ネオドパストン配合錠
L-ドパ注:ドパストン注
 
※推奨グレードを見ておわかりの通り、エビデンスレベルは弱い。ちなみに今回の換算はガイドライン作成委員の意見をもとに作成されている。