refeeding syndrome(リフィーディング症候群)

refeeding syndrome(リフィーディング症候群)とは

長い間、飢餓状態の人に糖を主体とした急速な栄養補給によって引き起こされる致死的な合併症のことをいいます。

  1. 体中の主要なミネラル(特にカリウム(K)、リン(P)、マグネシウム(Mg))が枯渇している状態に再栄養(refeeding)が行われると糖の負荷による高血糖が起き、その後インスリンの大量分泌(低血糖)が起きます。
  2. 元々細胞内に多く存在するカリウム(K)、リン(P)、マグネシウム(Mg)は低栄養状態の影響で一時的に細胞外へ移動しています。
  3. 糖の負荷・インスリン分泌の影響でカリウム(K)、リン(P)、マグネシウム(Mg)などの電解質が細胞内へ流入する現象が起こるとともに解糖系などの影響により大量に消費されます。

そうすると血液中のカリウム(K)、リン(P)、マグネシウム(Mg)濃度が低下し不整脈や心不全、呼吸不全などの重篤な状態に陥る可能性があります。

refeeding syndromeを防ぐ方法

長期飢餓状態にある患者に対しては投与エネルギーは5~10kcal/ kg 程度の少量から開始し5~7日かけて漸増する。カリウム(K)、リン(P)、マグネシウム(Mg)値および血糖値を厳重にモニタリング を行う。

refeeding syndromeが起きてしまった場合の対応

投与していた栄養を減量もしくは中止し、電解質の補正を行いましょう

電解質バランスが改善したら、少量(5~10 kcal/kg)から栄養療法を再開していきましょう

電解質の働き

少しrefeeding syndromeが起こるときの電解質の動きを記載しています。余談です。

カリウム…インスリン分泌により細胞内へ

リン…解糖系の補酵素、ATP産生の構成成分として細胞内へ

マグネシウム…解糖系の酵素活性作用、ATP産生の補因子として細胞内へ

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